営業職
外回りの営業はサービス残業が蔓延している職種であり、ご相談が多いです。
問題となるのは、労働時間の立証に加えて、待機時間の労働時間制、事業場外みなし労働時間制、企画型裁量型労働時間制、固定残業代などです。
待機時間は顧客の都合でやむを得ず空き時間が生じるものであり、業務に必要な時間ですので、使用者の指揮命令下にあると言え、労働時間となるのが通常です。
事業場外みなし労働時間制は裁判例でほぼ死文化していますので、ほぼ無効です。
企画型裁量型労働時間制は、通常営業職は対象業種になりませんので、ほぼ無効になります。